(2009. 7. 22　掲載）

「博士セミナー2009」名古屋・福岡開催のご案内

主催：	（社）日本化学会
共催：	野依フォーラム、（財）化学技術戦略推進機構(JCII)、（社）日本化学工業協会 ［名古屋］名古屋大学社会貢献人材育成本部、名古屋大学G-COEﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ「分子性機能物質科学の国際教育研究拠点形成」、日本化学会東海支部 ［福岡］　九州大学大学院理学研究院化学部門、九州大学大学院工学研究院応用化学部門、日本化学会九州支部
後援：	（社）日本経済団体連合会、文部科学省、経済産業省

　科学技術で生き残りを図る日本において、科学技術を推進する原動力、イノベーションの担い手として、産においても学においても高度な知識と研究開発力を持った博士人材が非常に期待されています。一方で、博士課程在学生に企業・社会を実際に学ぶ機会が少なく、産に目を向ける場面が少ないのが実情です。日本化学会では、野依フォーラムおよび経団連の提言を受けて、関連団体の協力のもと、化学系学生を対象に「博士セミナー」を、平成１９年度より東京・大阪で開催し、好評でした。今年度は、名古屋および福岡で１日コースとして、同様なセミナーを開催致します。これは、日本化学会の法人会員企業が協力し、当該分野を専攻する学生を対象にセミナーを行い大学院教育に協力するものです。博士課程在学生及び進学予定者・希望者の積極的な参加を期待致します。
尚、本セミナーは企業の就職説明会ではありませんので念のため申し添えます。

「博士セミナー」の趣旨
　産学の協力を得て、博士課程在籍学生に、産での活躍の意義、産の期待、ニーズをセミナ−を通じて直接伝えることにより、優れた博士人材がより多く産で活躍することを期待するものです。
内容は、
イ． 産での活躍の意義・やりがい・楽しさを知ってもらう。（企業での博士のキャリヤーパスを知ってもらう。）
ロ． 産の実際を知ってもらう。（ホットな研究開発やイノベーションの事例、大学と企業の研究の違い等）
ハ．　博士卒資質に対する産の要望と期待（博士の期待像）を伝える。
ニ．　博士に対する経済的支援，採用、処遇についての産の取り組みを博士学生に直接伝える等。
　講師としては経営トップから研究所長、リサーチフェロー、若手の研究者やエンジニア等幅広い企業人に話してもらい、十分な質疑応答と議論によりお互いの理解を深めます。また、懇親会を開き交流を深めます。
　　　　

「博士セミナー2009」名古屋
１．	セミナー開催日時　　　平成２１年１０月３日（土）　9:00-20:00
２．	会場　　　野依記念学術交流館（名古屋大学東山地区）
３．	博士セミナー受講対象者及び募集人員　　化学系専攻博士課程在学生、博士進学予定・希望の修士課程在学生、およびポスドク研究者　　５０名程度
４．	参加料　　無料（懇親会を含む）
５．	プログラム 9:00- 9:10 主催者　挨拶　日本化学会会長・三井化学�椛樺k役　中西　宏幸 9:10- 9:20 東海支部長挨拶　名古屋大学副総長　渡辺　芳人 9:20-10:20 基調講演：「多様な世界に挑戦を」 日本化学会会長・三井化学�椛樺k役　中西　宏幸 10:30-11:30 研究開発事例（１）：「ポストメタロセン触媒の開発」 三井化学（株）藤田　照典 11:40-12:40 研究開発事例（２）：「白血球除去フィルターの開発と医療への展開」 旭化成（株）西村　隆雄 （昼食） 13:30-15:30 パネルディスカッション 「博士の期待像、企業と大学の違い、企業でのキャリヤーパス」 パネリスト：加藤　信子（ﾌﾞﾘﾁﾞｽﾄﾝ）、朝日　昇（東レ）、桜井　孝至（住友化学）、伊勢　俊大（富士ﾌｲﾙﾑ） 司会：長瀬　公一（博士セミナー実行副委員長、東レ） 15:40-18:00 グループ討議 パネリストのほか、企業若手博士卒研究者、およびセミナー実行委員に加わって頂きます。 18:00-20:00 懇親会




「博士セミナー2009」福岡
１．	セミナー開催日時　　平成２１年１１月２８日（土）　9:00-20:00
２．	会場　　九州大学国際ホール（福岡市東区箱崎）
３．	博士セミナー受講対象者及び募集人員　　化学系専攻博士課程在学生、博士進学予定・希望の修士課程在学生、およびポスドク研究者　　５０名程度
４．	参加料　無料（懇親会を含む）
５．	プログラム 9:00- 9:10 主催者挨拶　日本化学会会長・三井化学�椛樺k役 　中西　宏幸 9:10-9:20 九州支部長挨拶　九州大学理学部教授　吉村　和久 9:20-10:20 基調講演：「多様な世界に挑戦を」 日本化学会会長・三井化学�椛樺k役　中西　宏幸 10:30-11:30 研究開発事例（１）：「Ｌｉイオン二次電池の開発の経緯と現在の状況」 旭化成（株）　吉野　　彰　 11:40-12:40 研究開発事例（２）：「自動車ガソリン用三元触媒技術の開発」 （株）豊田中央研究所　新庄　博文 （昼食） 13:30-15:30 パネルディスカッション 「博士の期待像、企業と大学の違い、企業でのキャリヤーパス」 パネリスト：澤田　雄一（新日鐵化学）、田中　賢哉（旭化成）、豊原　清綱（帝人）、瀧　優介（ニコン） 司会：山近　洋（博士セミナー実行委員会副委員長、住化技術情報ｾﾝﾀｰ） 15:40-18:00 グループ討議 パネリストのほか、企業若手博士卒研究者、およびセミナー実行委員に加わって頂きます。 18:00-20:00 懇親会

申込み方法
　申し込みフォーム、または下記事項を明記してE-mailで担当：松原までお申し込み下さい。
(1)参加会場名、(2)参加者の氏名(ﾌﾘｶﾞﾅ)、(3)所属、(4)学年、(5)連絡先（TEL、E-mail）、(6)指導教員

申し込み期限
名古屋会場　　 ９月１１日（金）
福岡　会場　　１０月３０日（金）

申込み・問合せ

申込み先：	松原　E-mail:matsubara_at_chemistry.or.jp
問合せ先：	百武　TEL: (03) 3292-6163　　 FAX:（03）3292-6318 E-mail:hyakutake_at_chemistry.or.jp ("_at_"を"@"に置き換えてご利用下さい)