社団法人 日本化学会の経歴

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(1)旧日本化学会の経歴

1878. 4.26
(明治11年)
化学会創立,初代会長 久原 躬弦(この頃の研究発表は純正化学,応用化学,薬学等 化学の全領域にわたっていた)
1879. 11 東京化学会と改称
1880. 2 東京化学会誌創刊(年4回)
1887. 6 会誌発行回数増加(年10回)
1891. 4 化学訳語集を刊行 
1899. 6 万国原子量委員会に加入
1909. 4 桜井博士記念化学研究奨励資金により桜井賞牌制定
1910. 3 第8回万国応用化学会議に委員を送る 
1910. 5 万国物理, 化学および工学恒数表委員会に加入
1921. 1 日本化学会と改称 
1921. 東京化学会誌を日本化学雑誌と改題
1926. 1 Bulletin of the Chemical Society of Japan を創刊
1928. 4 創立50周年記念会開催
1928. 化学語彙集を刊行
1935. 「波動力学と化学」を刊行
1936. 4 真島博士資金により真島賞牌制定
1941. 2 組織を社団法人に改む
1943. 小松資金により有機化学生物化学賞制定
1947. 10.20 日本化学会・工業化学会合同のための臨時総会開催, 解散決議

(2)旧工業化学会の経歴

1898. 2.11
(明治31年)
工業化学会創立, 初代会長 榎本 武揚
1898. 3 工業化学雑誌創刊
1914 10 政府に対して「化学工業発達奨励に関する意見書」提出
1915. 5 はじめて地方支部(九州) 設立
1921. 4 功績章および有功賞制定
1923. 7 「ソーダ工業に関する意見書」を発表
1924. 11 研究者, 事業家の緊密な提携を期し化学工業懇話会開催 (昭和17年まで39回開催)
1926. 1  工業化学雑誌抄録版 Journal of the Society of Chemical Industry , Japan (Supplemental Binding)を別冊として創刊
1927. 2 組織を社団法人に改む
1928. 9 工業化学語彙発行(初版)( 昭和16年まで毎年刊行)
1938. 5 商工省の諮問に対し「石炭の配給合理化並びに需給調整に関する答申書」提出
1929. 9 工業化学上の重要問題につきパンフレット刊行開始( 昭和17年まで25冊)
1930. 10 実用化学便覧刊行(初版)
1931. 5 関東支部および関西支部設立
1933. 3 本邦工業化学研究業績概要を別冊として刊行
1938. 9 本邦における外国雑誌所在調査報告書(第1回)を刊行(第3回まで刊行)
1938. 11 工業化学雑誌総索引(明治31年〜昭和12年) を発行
1938. 12 進歩賞制定
1939. 2 「高級技術者増員に関する意見書」を発表
1941. 11 東海支部設立
1942. 1 会員1万名突破記念会開催
1942. 7 現在地(東京都千代田区神田駿河台1−5)に本会事務所を建築移転
1942. 9 政府に対し「石炭に関する調査結果」「食塩およびソーダ増産に関する建議」提出
1942. 10 「ゴム産業政策確立に関する建議」発表
1943. 6 東北支部設立
1943. 7 「研究委員会協力強化に関する意見書」発表
1943. 12 工業化学雑誌抄録版(Supplemental Binding) 刊行中止
1944. 3 技術院に対し「化学製品用金属容器を非鉄金属をもって代替製作すべき方策に関する調査報告」提出
1945. 12 化学工業調査委員会を設置
1947. 4 創立50周年記念式開催
1947. 9 最近10年間における本邦化学工業の概観( 上, 下2巻)刊行
1947. 11.8 日本化学会・工業化学会合同に関する臨時総会開催,資産継承,名称および定款変更決議

(3)日本化学会(両学会合同後)の経歴

            
1948.
(昭和23年)
1.19 旧日本化学会を解散し,その会員および財産を挙げて旧工業化学会に引継ぎ,旧工業化学会は日本化学と改称,両学会の合同成立,初代会長石川 一郎
2 機関誌「化学と工業」創刊
日本化学雑誌,工業化学雑誌,Bulletin of the Chemical Society of Japan の3誌は希望会員に頒布
4 第1回通常総会,第1回年会(東京,大阪)開催
日本化学会賞制定
6 北海道支部設立
1950. 1 中国四国支部設立
1951. 1 維持・特別会員制度を創設 参与理事を新設
9 本会事務所内に図書室を開設
11 化学工業関係専門学協会の連絡委員会を結成
化学技術賞および進歩賞制定
1953. 1 学生会員制度新設
3 化学学会シンポジウム発行
10 創立75周年記念式典挙行
1954. 11 75年史刊行
1955. 4 賛助会員制度新設
11 第1回化学関係学協会連合研究発表大会開催
1957. 10 オーエンスレーガー賞制定
1958. 11 80周年記念式典挙行
1959. 1 日本化学雑誌と工業化学雑誌のサイズ統一
1960. 1 化学図書館建設起工式地鎮祭挙行
12 化学図書館竣工 初代名誉館長 鳥井信治郎
1962. 1 公共会員制度新設
3 化学教育シンポジウムを「化学教育」に改題
1964. 3 第17年会( 東京) において登録制度実施
1966. 1 Bulletin of the Chemical Society of JapanにSynopsis掲載開始
1967. 9 第10回国際錯塩化学会議( 東京・日光)
11 第1回世界主要化学会会長会議( ワシントン)
1969. 11 第2回世界主要化学会会長会議( ロンドン)
1970. 3 常務理事制実施
8 第1回非ベンゼン系化合物の化学に関する国際会議(仙台)
1971. 10 秋季年会実施
11 第3回世界主要化学会会長会議( フランクフルト)
12 「日本化学雑誌」「工業化学雑誌」終刊
1972. 1 「日本化学会誌( 化学と工業化学) 」「Chemistry Letters」創刊
1973. 11 第4回世界主要化学会会長会議( ローマ)
1975. 2 化学教育部会発足
9 コロイドおよび界面化学部会発足
1976. 9 化学教育賞制定
1977. 6 第6回世界主要化学会会長会議( ハーグ)
9 第26回国際純正応用化学連合化学会議( 東京)
第8回国際有機金属化学会議( 京都)
10 本会会章制定
1978. 4 創立百周年記念式典挙行
日本の化学百年史刊行
日本の化学刊行
8 “暮らしの中の化学展"(大阪)
9 第8回生体系の磁気共鳴に関する国際会議(奈良)
1979. 4 The ACS/CSJ Chemical Congress:1979( 日・米両国化学会合同年会)(ホノルル)
9 第7回世界主要化学会会長会議(ワシントン)
10 第3回国際量子化学会議(京都)
1980. 1 化学振興のための広報調査委員会設置
3 国際交流委員会設置
6 第7回国際触媒会議( 東京)
10 第7回CODATA国際会議(京都)
1981. 3 化学研究技術有功賞制定
5 アジア化学会連合に加入
1981. 9 第8回世界主要化学会会長会議(ベオグラード)
10 化学展“未来をひらく化学の世界"(東京)
1982. 8 第4回有機合成化学国際会議(東京)
1983. 4 情報化学部会発足
8 第9回世界主要化学会会長会議( コペンハーゲン)
8 化学展“不思議の国 化学への招待"(仙台)
1984. 8 第9回国際ラマン分光学会議( 東京)
1 第7回国際有機ケイ素化学会議(京都)
12 1984環太平洋国際化学会議(ホノルル) ( 日・米・加3国化学会共同主催)
1985. 5 「化学と化学工業」国際シンポジウム( 京都)
8 第8回国際化学教育会議(東京)
化学展 '85“明日をひらく化学展"(名古屋)
6 第10回世界主要化学会会長会議(リオン)
9 生体機能関連化学部会発足
1986. 8 化学展 '86“たのしくふしぎな化学の世界"-−くらしの化学から最先端技術まで(福岡)
8 第8回物理有機化学国際会議(東京)
1987. 1 教育会員制度新設
1 化学教育誌を「化学と教育」誌と改称
5 ケムローン世界会議(東京)
7 第1回ヘテロ原子化学国際会議(神戸)
8 第11回世界主要化学会会長会議(ニューオリンズ)
1988. 2 化学教育部会解散
3 維持・特別会員を法人正会員と改称化学教育委員会を設置
5 第16回天然物化学国際会議( 京都)
6 第6回界面およびコロイド科学国際会議(箱根)
7 化学展“ふしぎふしぎ化学の世界"(釧路)
1989. 8 第12回世界主要化学会会長会議(ルンド)
第6 回新芳香族化学国際会議( 豊中)
化学展 '89“化学大博覧会"-−ワクワクハイテクランド (大阪)
9 化学会館建設の為仮事務所(須田町)に移転
12 化学会館起工式地鎮祭挙行
1989環太平洋国際化学会議(ホノルル)
1990. 3 研究会制度発足
8 化学展 '90“明日をひらく化学の世界" −暮らしから海洋・宇宙まで−(東京)
10 研究所長フォーラム開催
1991. 3 特定公益増進法人に認定
4 第13回世界主要化学会会長会議(ロンドン)
6 化学会館竣工
7 化学展 '91“ふしぎ発見 化学の世界" (仙台)
12 化学的二酸化炭素固定国際シンポジウム(名古屋)
1992. 1 「化学と教育」誌 月刊化
2 北海道支部事務所開設
7 ザ・化学展 '92「おもしろ・びっくり化学の世界」(名古屋)
10 分子性磁性体の科学国際会議(東京)
1993. 産業懇談会設置
6 第2回国際生物有機化学シンポジウム(福岡)
6 第2回化学安全国際会議(横浜)
7 第3回世界有機理論化学者会議(豊橋)
11 夢化学-21 キャンペーン(第1回)
1994. 7 第30回錯体国際会議(京都)
9 第2回有機電解合成国際会議( 岡山)
10 化学研究技術有功賞を化学技術有功賞と改称
11 夢化学-21 キャンペーン(第2回)
1995. 技術進歩賞制定
7 第2回有機固体化学国際会議(松山)
12 環太平洋国際化学会議(ホノルル)
1996. 4 「10年後の化学会を考える」報告書発表
7 第17回有機硫黄化学国際会議(筑波)
8 第14回化学熱力学国際会議(豊中)
9 第7回化学相関解析国際会議(福岡)
1997. 3 「化学教育協議会」発足
「有機結晶部会」発足
5 第7回アジア化学会議(広島)
7 第8回生物無機化学国際会議(横浜)
化学展 '97「ためして楽しい化学の世界」(仙台)
9 第3回有機電解合成国際会議(倉敷)
10 第9回不斉識別に関する国際会議(名古屋)
1998. 1 世界地域化学会会長会議(ノースカロライナ)
1999. 特定公益増進法人認可申請中止
1 機関誌「化学と工業」をB5判からA4判に変更
「欧文誌」全文インタ−ネット公開
2 「環境憲章'99」を策定
3 「社員を代議員に限定」 定款変更
5 第12回有機ケイ素化学国際会議 (仙台)
7 第26回溶液化学国際会議 (福岡)
第1回「高校化学グランプリ」全国大会スタート
4カ国化学会会議(アスコット)
2000. 1 「会員行動規範」を策定
7 「BCSJ」賞制定
10 研究者DB公開他csj-web上での事業開始
11 主要国化学会会議(ワシントン)
12 環太平洋国際化学会議(ホノルル)
2001. 1 英文アカウンツ誌「The Chemical Record」創刊
ノーベル賞受賞者を対象とした「日本化学会特別顕彰」制定
日本技術者教育認定機構(JABEE)の化学分野での「化学及び化学関連分野」分野別基準制定
4 化学図書・情報センターを化学情報センタ−に改組
5 おもしろワクワク化学の世界 '01山口化学展(山口)(1993年〜)
7 化学展 2001年なぞとき体験の旅(仙台)
8 夢・わくわく化学展2001(東京)
7 第15回リン化学国際会議(仙台)
世界化学会会長会議(ブリスベン)
11 会員名簿 CD-ROM版で発行
2002. 3 「日本化学会誌」休刊

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