第2回 多糖の未来シンポジウム「多糖の資源活用と機能探求に向けて」

主催 日本化学会(糖鎖化学研究会)、日本応用糖質科学会、セルロース学会、日本キチン・キトサン学会、
   シクロデキストリン学会、名古屋大学
会期 平成19年11月2日(金)13:00-19:00
会場 名古屋大学野依記念学術交流館(地下鉄名古屋大学駅下車)

趣旨 多糖は人類存続にとって必須の生活資源である。日本化学会糖鎖化学研究会の提案により関連学会が協力して、「多糖の未来プロジェクト」が平成18年に発足した。地球規模でのバイオマス資源としての多糖をいかに活用するか、また多糖に期待できる多様な機能をいかに探求していくかにとくに焦点を当てて、学術と産業における活動を進めている。このような多糖の資源活用と機能探求は、持続可能資源、バイオマス、グリーンケミストリー、生分解性ポリマー、バイオプロセス、バイオケミカルズ、さらには食と健康などの我が国において現在進行中の戦略に立脚するとともに、これらを包括して多糖の未来を見据える戦略である。また、このような多糖資源は広い意味での「糖鎖」の一つの側面である。すでに展開中の「糖鎖科学プロジェクト」が生体内の糖鎖機能の解明からシステム糖鎖生物学の統合を目指しているのと並んで、「多糖の未来プロジェクト」は糖鎖の両輪となるべきものであり、人類の豊かな生存に向けて、両者が協力し合って我が国の学術と産業をより活発に推進させていくべきであるとの認識に立脚している。本年度は「材料・医療・食糧としての多糖の魅力」のテーマの基に、第2回多糖の未来シンポジウムを開催することになった。趣旨にご賛同いただき、ご支援、ご協力をお願いするとともに、多数の皆様方にご参加いただきたい。

講演
1.セルロースの高機能化戦略(京大)中坪文明
2.旭化成メディカル株式会社におけるウイルス除去フィルターの開発と工業化(東農工大)鶴見 隆
3.スライドリング(環動)ゲル:シクロデキストリンの高機能材料化(東大)伊藤耕三
4.ポリシアル酸の生物機能探求(名大)佐藤ちひろ
5.ヒアルロン酸の医療展開(生化学工業)山本 理
6.食糧としての多糖の戦略(食総研) 大坪研一

参加費  無料、懇親会:3,000円

申込方法 氏名、勤務先、所属学会、E-mailアドレス、懇親会参加有無を明記して、E-mail: polysacc@mol.nagoya-u.ac.jpに申し込む。

締め切り 10月22日

URL <http://www.che.tohoku.ac.jp/~poly/>、<http://www.tmd.ac.jp/i-mde/www/org/jpn/index.html>

連絡先 小林一清 E-mail: kobayashi_kazu@sky.sannet.ne.jp